苦手と向き合い、武器を手に入れた。就活で見つけたエンジニアという選択肢


登場人物
株式会社C4C / 2023年入社 / 小川 光太郎

「やりたいことなんてない」
就活時代、一度は思ったことがある人も多いのではないでしょうか?

将来に悩んでいた彼が、就活がきっかけで出会えた新しい自分。
就活時代に自分を見つめ直したことがエンジニアへ導いたと語る彼のストーリーをご紹介します!


話すのが苦手で選んだエンジニアの道


就活を始めたのは大学3年生の3月。
面接では幼少期からの吃音が原因で思うように話せず、次第に前向きになれなくなりました。

「このままでは自分らしさを発揮できない。」

就活を続けることに疑問を感じるようになり、一旦就活をストップ。
けれど、ただ止まるのではなく、話すこと以外で自分の強みを作る必要があると考えました。
そのとき思い浮かんだのが、プログラミングです。

文系出身で不安はありましたが、スキルを身につければ「話さなくても実力で示せる」と考え、独学でプログラミングの勉強を始めました。
そして、再び就活を再開したのは大学4年生の1月。

イレギュラーな就活かもしれませんが、あのとき一度立ち止まったことが、結果的には正解だったと思っています。

C4Cだからこそ得られた成長

C4Cに入社を決めた理由は3つです。

・OJT教育
・3年で一人前を目指す
・唯一内定をもらった企業

特に、実務を通して学べるOJT教育は、他社よりも教育制度に力を入れていると感じたので、C4Cなら成長できる!と思いました。

また、事前の面談では「面倒見の良い社員が多い」と聞いていましたが、実際に入社してみると、期待以上の環境でした!
質問すれば丁寧に教えてくれる先輩ばかりで、現場が離れているSESという働き方の中で、ここまで支え合う文化があるのはC4Cならではだと感じています。

技術的な成長はもちろんですが、それ以上に大きかったのは「働く姿勢や心構え」を学べたことです。
入社当初は意気込みが空回りし、「新卒だから弱みを見せてはいけない」と思い込んでいました。
先輩に教えてもらっても、少しでも自分の知っていることと被っていたら、「それは知っています」とつい強がり、指摘に対しあまり感謝できていませんでした。

そんなある日、先輩にこう指摘されました。

「教えてもらった時にそういう態度なら、誰も教えてくれなくなるよ」

その言葉にハッとしました。

教えてもらえることは当たり前ではない。
自分を大きく見せることに意味はないんだ。

そう気づいた時、意識が大きく変わりました。

社会人になると、こういった“言いづらいこと”を指摘してもらえる機会は少なくなると思います。
けれどC4Cでは、そういった部分も真正面から向き合い、成長を促してくれる。
だからこそ、他社に勤めている同期と比べても成長できていると思います。

エンジニア=話さなくていい仕事ではなかった

「話すのが苦手だからエンジニアを選んだ」

そんな自分でしたが、実際に現場に出てみると、エンジニアは意外にも対人能力が求められる職業でした。
コーディングはパソコンに向かって行います。
しかし、その前段階の要件定義や仕様の説明などは人から伝えられるので、コミュニケーションは不可欠。

現在はアパレル系ECサイトのWebアプリ開発に携わっており、外部システムとの連携が多いため、日々打ち合わせが行われます。
リモートワークが増えた今でも、仕事の根本は「人と人」。

たとえエンジニアでも、コミュニケーションは必要なのです。
吃音というハンディキャップはありますが、それをカバーするために
日々工夫しています。

モットーは「急がば回れ」

仕事で最も意識しているのは「見直し」です。

コーディングや設計書の作成、試験実施、どんな業務でも、誤字脱字や実装ミスがないかを確認する時間を必ず設けています。

「たった1つのミスで、“ミスしやすい人”という評価がついてしまう」

先輩が入社したばかりの時に教えてくださいました。
現場で働くうちに、その重要性を痛感するようになりました。

エンジニアは「信頼」がすべて。
細かいミスが積み重なれば、次のプロジェクトにも関われなくなるかもしれません。
だからこそ、慎重に、確実に仕事を進めることを心がけています。

また、自分の容量を超えるタスクは無理に引き受けません。
もちろん、挑戦したいという気持ちはありますが、プロジェクト全体のスケジュールやチームへの影響を考え、冷静に判断するようになりました。
より広い視野で物事を考えられるようになったのは、入社してから成長した点だと思っています。

とにかく「一人前」を目指して

今後のキャリアについて聞かれることもありますが、正直、まだ明確なビジョンはありません…

ただ、ジョジョの奇妙な冒険に登場する吉良吉影のような、規則正しく穏やかな生活に憧れています…(笑)

夜11時には床につき、8時間睡眠を確保する。
寝る前には温かいミルクを飲み、ストレッチで体をほぐす。

ジョジョの奇妙な冒険より引用

もちろん、これは目標というより、あくまで理想のライフスタイルです(笑)

今の目標は 、とにかく「一人前のエンジニアになること」。

今は先輩と一緒にプロジェクトに参画していますが、将来的には 1人で、もしくは後輩とともにプロジェクトを担当すること が、自分の中での「一人前」の定義です。

まずはこの目標を達成し、その先のキャリアを明確にしていきたいと考えています。
不安や焦燥と向き合いながらも、一歩ずつ成長していきます!


やりたいことがないと感じていた彼が、就活をきっかけにエンジニアという道を見つけました。

自分と向き合いながら成長を続ける彼の姿は、皆さんにも大きなヒントを与えてくれるはずです!

就活はゴールではなく、新しい自分に出会うチャンス。
迷いながらでも、一歩踏み出せば見える景色が変わるかもしれません。

彼のストーリーが、皆さんの背中を押すきっかけになれば嬉しいです!