【エンジニア初心者必見!】学ぶべきプログラミング言語を3つ紹介!

こんにちは!
広報担当の下重です。

「何の言語を勉強したほうが良いですか?」

と、採用面談でよくご質問いただきます。

今回はエンジニア初心者向けに市場で需要があり、人気なプログラミング言語3つをそれぞれの特徴と共にご紹介します!



1.Java


Javaは1995年にサン・マイクロシステムズによってリリースされました。
ジェームズ・ゴスリンを中心としたチームが開発し、最初は家電製品のプログラム用に設計されましたが、その後、インターネットの急速な普及によりWebアプリケーション開発に最適な言語として広まりました。

1.実行環境を選ばない

「Write once, Run anywhere(=一度書けば、どこでも使える)」というキャッチフレーズがあるように、Java でコードを書けば Windows や Mac OS、Linux、UNIX など、OS を問わずにプログラムが実行することができます。
システムごとにコードを変える必要がなく、非常に使いやすい言語であることがさまざまな分野の開発現場で採用されている最大の理由です。

2.オブジェクト指向の言語

オブジェクト指向言語とは、処理とデータを一つのまとまり(オブジェクト)として扱うことができる言語で、プログラムをモノとしてとらえ、モノ同士の関係性を定義しながら組み立てる考え方の言語です。
Javaはその代表的なオブジェクト指向言語であり、オブジェクト単位でプログラムの再利用や拡張を効率的に行えます。
これにより、ソースコードの再利用や機能追加、修正が簡単にでき、複数人での開発時にも作業分担がしやすくなるのです。

3. 人気が高く、需要も高い

下のグラフは、TIOBE Software社が発表しているプログラミング言語の人気ランキングです。

              出典:TIOBE Programming Community index

Javaは世界中の開発者に支持されている言語であり、直近の20年間の動向を見ても安定して上位にランクインし続けています。
これは、システム開発の市場においてJava開発者が常に一定の需要を持っていることを示しています。

レバテックが2023年12月に集計した調査結果によると、Javaは求人数ランキング、フリーランス案件数ランキングどちらも首位になりました。
日本国内での需要も非常に高いと言えるでしょう。



出典:レバテック

【Java開発事例】
Amazon, Google, YouTube


2.Python


Pythonは1991年にオランダのプログラマー、グイド・ヴァンロッサムによってリリースされました。
教育目的で開発され、コードの読みやすさとシンプルさを重視したデザインとなっています。
2000年代に入り、データ分析や機械学習の分野で急速に人気が高まりました。

1.文法がシンプル

Pythonはシンプルな文法を持ち、C言語などの他のプログラムに比べて、より短いコードで読みやすいプログラムを作成できます。
その理由として、複雑な操作を一つの実行文で表現できる点や、C言語では括弧が必要な場面でもPythonでは不要であること、さらに変数や引数の宣言が不要であることが挙げられます。

実際にPythonとC言語のプログラムを比較してみました。
それぞれの言語でのプログラム例は以下の通りです。

<Python>

print("Hello, World!")


<C言語>

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    printf("Hello, World!");
    return 0;
}

2.豊富なライブラリ

Pythonは予約語が少なく、機能がシンプルに抑えられているため、誰でも似たようなコードを手軽に書くことができます。
ただし、足りない機能については、提供されているライブラリを活用して実装することができます。

提供されるライブラリには、日付の処理、科学技術計算、データベース操作、データのグラフ化など、さまざまなジャンルが揃っています。
ライブラリを活用することで、効率的に開発を進めることが可能です。

3.AI開発や機械学習に適している

AIなどの先端技術開発でも活用されており、「Pepper」や「ChatGPT」もPythonで開発されています。
AI開発においてPythonが多く使用される理由は、凡用性の高さと用途がとにかく広いことが理由として挙げられます。

AI開発で使用される言語は、多くの場合「アプリ開発に強い」「データ分析に優れている」など、特定の分野に特化していることが一般的です。
しかし、プログラミング言語の習得自体が難しく時間がかかるため、言語と比べてコードが非常にシンプルなPythonを選ぶケースも多く見られます。

【Python開発事例】

Instagram, Pinterest, Spotify,


3.Swift

Swiftは2014年にAppleによって発表されました。
従来のObjective-Cに代わるモダンなプログラミング言語として開発され、iOSやmacOSアプリケーションの開発に使用されます。
迅速な開発と高いパフォーマンスを目指して設計されました。

1.処理速度が速い

高速な実行速度が大きな特徴です。
従来のプログラミング言語と比較して、処理速度が大幅に向上しています。
Objective-Cより最大2.6倍、Python 2.7より最大8.4倍も速くタスクを処理できることが可能です。

2.可読性が高い

初心者でもアプリケーションを作るために開発され、書きやすく読みやすい直感的なコーディングが可能です。
人が理解しやすいスクリプト言語の要素が含まれており、英文に近い表記で書きやすさ・読みやすさを備えているのが特徴です。
セミコロンや型の指定が不要であるなど、初心者が間違えやすいようなところを自動的に行ってくれます。

3.将来性のある言語

Swiftは比較的新しい言語であり、急速に需要が拡大しています。
そのため、Swiftを扱えるエンジニアが不足しています。
特にiOSアプリ開発において大きな需要があり、今後さらに成長が期待される分野です。
実際に、プログラミング言語別の平均年収を見ても、Swiftの469万円がトップとなりました。
現状と将来性を考慮すると、エンジニアにとってSwiftを習得することは非常に有益でしょう。

引用:エンジニアの年収、言語別トップはSwiftの469万円、SAMURAIが調査



【Swift開発事例】
メルカリ・LINE


おわりに


いかがでしたでしょうか?
今回は初心者にとって学んでおくべき、需要と人気の高い言語を紹介しました。
ちなみにC4Cでの開発案件数は、Java,Python,Swiftの順に多いです。

どの言語から勉強すればいいか迷っている方はまずはこの3つからスタートしてみてはいかがでしょうか?
エンジニア初心者の方の参考になれば嬉しいです!